こんにちは、千葉県市川市の社会保険労務士 渡辺 巖(いわお)です。
最近、神田神保町にある「いもや」が3月末で閉店することを知りました(30年近く前から知っているお店です)。天丼屋ととんかつ屋の直営店2店ともです。今日、近くまで行く仕事がありましたので昼食は抜いて、夕刻4時半頃に、とんかつ屋に行ったところが、店外に10人ほど並んでいました(後で分かりましたが、店内でも10人位の待ち)。30分位待って、いつものとんかつ定食(800円)を食べました。このお店は、昔からそうですが、メニューはひれかつ定食ととんかつ定食しかなく、席も15人位が座れるカウンターのみ。席に着くとお茶が出てきて、かつが揚がりそうになると、しじみの味噌汁とご飯が出てきて、そのあとキャベツの千切りを乗せた皿の上に揚げたてのサクサクとカットしたかつが乗っているという具合です。このお店は、お店の人もお客も私語が全くないというちょっと変わった空間なのですが、それがまたいいんですね。美味しいかつを食べて帰る幸せといいましょうか。
閉店の理由はネットで調べたところ、創業者宮田三朗さんが数年前に亡くなられ、奥様が継がれたのですがご高齢になられそろそろということのようです。それと、飲食業にありがちな長時間労働という問題が微妙に影響しているような情報もありました。
私は社会人になってから、たまたま「いもや」に立ち寄ることがあり、神保町でご飯というと、真っ先に出てくるのがこのお店でした。安いけれど高品質で旨い!今日の夕刻6時半頃は、店の外に50人位並んでいました。それほど愛されたお店なんですね。創業昭和34年。いつものれんをくぐると、「いらっしゃいませぇ~」と、ちょっとイントネーションが変わっていて、それも今月一杯。非常に寂しさを感じます。