こんにちは、千葉県市川市の社会保険労務士 渡辺 巖(いわお)です。
5月5日はこどもの日でした。その前日に総務省がこども(14歳以下)人口が1553万人と発表しています。前年に比べて17万人減、37年連続の減少です。
「育てたように子は育つ」(相田みつを書 佐々木正美著)という本の後半で、精神科医の佐々木氏が日本の少子化に触れています。今から20年も前の話です。日本人は物質的に豊かになるとともに、わがままになり、国が子どもを育てやすい社会を作ってくれなければ子どもは産みませんというような感覚になっているという内容です。この内容からすれば、20年前に比べ育児休業制度も充実してきましたから少子化も解決されるのではということになります。私が思うに、現在いくら制度を充実させても少子化に歯止めがかからないのは、この国又は自分の将来に明るい希望が見い出せないという漠然とした不安が影響しているように感じます。