こんにちは、千葉県市川市の社会保険労務士 渡辺 巖(いわお)です。
昨日、髙橋尚子選手や有森裕子選手を育てた小出義雄監督が逝去されました。
3年前の1月に、社労士会船橋支部の新春講演・賀詞交歓会にいらしていただきました。船橋支部の会員の中に、小出監督が佐倉高校の教員だった時の教え子がおり、その関係から新春講演をお願いしたようです。とにかく明るく豪快で楽しい講演でした。シドニーオリンピックで高橋尚子選手がゴールした瞬間に監督がゴールにいなかった理由が、レース途中で優勝を確信し祝杯を挙げたため、酔っ払ってゴールに行けなかったという話。有森裕子選手の「自分を褒めてあげたい」という
流行語が流行りましたが、あんなことを言わず「監督のお蔭です」と言ってもらいたかったという話。とにかく、こんなに楽しい新春講演はなかったですね。その当時もそうでしたが、心臓にペースメーカーが入っているという話をされていました。
賀詞交歓会にも途中までご参加いただきました。名刺交換がてら、どうすると高橋尚子選手のような選手を育てることができるのかという質問をしたところ、1つは1位になるためのトレーニングをすること、3位になるトレーニングをすれば3位にしかなれないということ、もう1つは休憩をすること、と話されました。この2つのこと、今でもたまに思い出すことがあります。
小出監督にサインをいただいた色紙には「夢の実現」と書かれています。小出監督のお蔭で日本女子陸上界は大きく発展しました。まさに夢の実現。来年の東京オリンピックを見守っていて下さると思います。ご冥福をお祈りいたします。