アキレス腱断裂2

こんにちは、千葉県市川市の社会保険労務士 渡辺 巖(いわお)です。

 

先月15日の海の日、テニスの試合中、ボールを追いかけて行ったときに、右足の踵に隣のコートのボールが飛んできて当たったような痛みを感じてバランスをくずし転びました。すごく痛かったわけではないのですが、右足に力が入らず、その後はずっと試合観戦をしていました。左足でケンケンすれば移動できましたから、せいぜい肉離れ程度と思っていました。着替えて帰ろうとしていたときに、車で自宅まで送っていくよというある方のご厚意に甘え、自宅まで車で送っていただきました。その後、自転車で買い物に出かけましたが、歩けはするものの真っ直ぐには歩けなく、蟹のように横になら何とか歩けるような状態です。肉離れと思っていましたから、風呂にも入りました。あまり気にはしていなかったのですが、翌日よく知っている近くの整形外科に行くことにしました。

 

翌日、仕事を終えた夕方5時半頃に、自転車で整形外科に出掛けました。診察を受けたところ、アキレス腱断裂との診断。松葉杖を渡され、病院を紹介するので、紹介状を持ってなるべく早くその病院に行ってくださいとのことでした。骨折のようにギプスで固定して治す方法(保存療法)と、手術で治す方法の2種類があり、その先生は手術がお薦めとのことでした。私は、急に明日手術という訳にもいきませんので、明後日紹介状を持って紹介された病院に行きますと返事をしました。その後、タクシーを呼んでもらい帰宅しました。このようなわけで、この日の夜は、翌日に片付けるべきことややるべきことをリストアップし、明後日は手術のための入院を覚悟しました。

 

翌朝、昨日の整形外科の先生から電話が掛かってきました。紹介状を用意したのでこれからすぐに紹介する病院に行きなさいということでした。昨日話したとおり、それはできないことなので明日紹介状をもらってその病院に行きますと答えましたが、何となく後味の悪い感じでした。この日は、1週間程度の入院を覚悟して、それまでにやっておかなければならないことや、当分行けないであろう散髪を含め自分の足で今ならできることをしました。

 

ケガをして3日目になります。タクシーで紹介状をもらう整形外科に寄り、そのまま紹介された病院に行きました。松葉杖には慣れていませんから、タクシーを降りてその病院の受付に辿り着くのも非常にぎこちなかったですね。受付の方から、車椅子で移動しましょうとのとのことで、車椅子に乗りました。人生初の松葉杖・車椅子。診察は、レントゲン・血液検査・尿検査が終わるまでに、保存療法と手術のどちらにするかを決めて下さいというもので非常に親身・紳士的でした。車椅子に乗って、3つの検査を終え、その結果を待っている最中、紹介状をもらった整形外科の先生に電話をしてどちらにすればいいかを聞いてみました。2つの治療方法のメリット・デメリットを話してくれましたが、最終的には自分で決めて下さいという、当たり前といえば当たり前の話でした。検査結果については、全く異常なく、どちらでいきますかということで、私は保存療法を選びました。それにより、右足の甲とふくらはぎ辺りがギプスで固定されました。2週間毎に3回ギプスを交換するとのことで次回の診察の予約をし、ギプスを作る際に一緒だった看護師に車椅子を押してもらい、会計窓口に連れて行ってもらいました。窓口まで来ると、その看護師は「ここまでです」と言って整形外科に戻って行きました。どういうことなのかと思いながらも、やむを得ず、慣れない松葉杖で立ち上がり、車椅子をどうしようかと困っていると、受付の職員が気が付いて駆け寄り片付けてくれました。この看護師の行動、あまりにも酷かったですね。少なくとも、ここまでなので松葉杖で立ってくださいとか、車椅子をどうすればいいか位は言うべきことだと思います。会計を済ませ、松葉杖でタクシー乗り場に行き帰宅しました。

 

帰宅後、紹介状を書いてもらった近所の整形外科に、病院紹介のお礼と治療方法の連絡を兼ねて電話をしました。治療方法として保存療法を選び、リハビリでお世話になるかもしれないという話をしたところ(紹介された病院はリハビリを行っていませんでしたので)、その病院とあなたとのことなのでリハビリのことはその病院に相談してくださいとのこと(一言でいえば、うちには関係ありませんということです)。それはそうかもしれません。しかし、先生もよく知っていますし、たまにお世話になることもある整形外科で、しかも紹介状まで書いてもらって、こういう対応かと非常にがっかりしました(手術を選ばなかったことが気に食わなかったのかもしれません。)。一見客ではないですし、少なくとも紹介した以上、こういう言い方はないなと思いました。

 

紹介された病院は総合病院で整形外科が専門というわけではありませんでしたが、担当の先生は親身になってくれました。しかし、あの看護師の対応に納得がいくわけもなく、今後わざわざ遠距離をタクシーで通院するのもどうかなと思いました。というのも、その看護師は、最終的に治療方法を決める際、先生の診察の前に相談に乗りますと言って、私といろいろな話をした相手だったからです。そういう人に、車椅子のまま放ったらかすようなことをされたわけですから。

(続く)