こんにちは、千葉県市川市の社会保険労務士 渡辺 巖(いわお)です。
もう1か月位前になると思いますが、兵庫県の東須磨小学校の教員による教員いじめ事件には非常に情けないものを感じました。子どもを教育する立場にある人間4人が同僚を信じがたいやり方でいじめていたこと。羽交い絞めにして激辛カレーを食べさせたり、目に塗り付けたり。LINEでよからぬ内容を強引に送信させたり。これは、子どものいたずらと同レベルか、教員という立場を考えればそれ以下のレベルです。このような職場というか、このような悪ふざけを許す会社はまず存在しません。一方で、この4人の一部は学校内において、いじめ問題の相談窓口だったりと。これらのことについて、前任の校長を含め現校長が知らないふりをしていたというのですから驚きです。
最近になって、この4人には有給休暇を取らせているという事実が発覚し、給与の支払いについて市民から苦情が殺到して教育委員会が給与の支給を停止しました。この4人が表向きにはよい先生で通っていたこと、給与停止を市民からの声がないと決断できない教育委員会。あまりに一般社会からかけ離れたマンガに出てくるような職場に呆れました。多くの教員はそうではないと思いますが、学校という社会しか知らない方々が引き起こしそうなことであることは間違いないと思います。また、被害に遭われた方についてもお気の毒ではありますが、やられっぱなしではなく、自分が変になる前に、自分から動くべきだったようにも思います。