大学入試記述式問題

こんにちは、千葉県市川市の社会保険労務士 渡辺 巖(いわお)です。 

 

先月の大学入学共通テストにおける英語に引き続き、国語と数学の記述式問題も無くなる方向にあるようです。普通に考えて記述式は各大学の2次試験で行えばいいわけで、50万人もの記述式の採点を短期間に行うことが無理なことは最初から分かっていたことです。採点が無理なのにそれを進める?(私には理解できません。)採点をベネッセに丸投げし、採点者は大学生や大学院生のアルバイトでは。特に、国語の記述の採点は人によって変わるだけに、十分な採点経験があるとは思えないアルバイトに行わせることを前提にしていることに異常さや危機感を感じます。学歴社会であるこの国において、このような無責任なことがここまでまかり通ってきたことに怒りすら覚えます。誰かストップをかける人がいなかったのでしょうか?

 

高校や大学の先生も反対、高校生からも止めて欲しいとの抗議。有権者でない高校生が、国会議事堂前で抗議をするという行為は、私が高校生だった頃では考えられなかったことです。それほど勇気のある高校生がいるということではなく、政治が腐っていることの象徴のように感じます。