こんにちは、千葉県市川市の社会保険労務士 渡辺 巖(いわお)です。
都内に住む身内が、リハビリをするはずが体調が悪くなり(コロナではありません)、病院に入院しています。コロナ禍ですから、病院に行っても会うことはできず、受付に担当の看護師さんを呼んでいただき、様子を聞いたり、必要なものを渡す位です。本人は携帯電話を持っていますし、多少メールもできますので、連絡は取れますが、会うことができません。
先日、その身内のご近所さんからこんな話を聞きました。ときどきお会いしていたのですが、今月初旬にご主人が病院で亡くなられたとのこと。病院に2か月間入院し、その後、次の病院に転院して1か月半後に亡くなられたとのことでした。話ができる状態ではなかったため、入院後は、話どころか全く会うことも出来ず、容体が悪くなり病院に呼ばれたときは亡くなられていたようです。亡くなったという実感がなく、今でもどこかで生きているような気がすると話されていました。会うことができないとはこういうことです。入院する直前の元気のない姿であっても、それは生きている姿であり、そこからずっと会えない。それが、死んだ姿に結びつかない~人と会うことが分断されていることが、コロナの一番の恐怖のように感じます。