首相人材の枯渇

こんにちは、千葉県市川市の社会保険労務士 渡辺 巖(いわお)です。 

 

岸田首相、人の話を聞くとはいうものの、国葬の独断。旧統一教会と自民党との関係については黙ったまま。こういう状況下で自分の息子を首相秘書官に起用。この首相、本当にずれていますね、ベテランの秘書官なら分かりますが。

 

数年前、ある集まりの新年賀詞交歓会であるコメンテーター(現在は参議院議員)の講演がありました。確か、その年の政局に関することがメインだったと記憶しています。その時、次期首相に岸田さんはどうかということに話が及び、こんな話がありました。少し前の自民党の総裁選に安倍氏、岸田氏、他にも候補がいたと思いますが、その選挙の立候補に当たり、真面目な岸田氏は安倍氏(当時首相)のところにわざわざ出向いて、私はどうしたらいいんでしょうかと相談しに行ったと。確かに、人の話に耳を傾ける、かもしれませんが、あり得ない話ですよね。自分で決められないというか。普通の感覚からするとずれている人のように感じました。

 

こういう人ですから、国葬も後からまずいと思っても止めることを決断できなかったように思います。息子の首相秘書官にしても、これだけ支持率が低下している中で新人同様の身内を登用すること、しかも世襲。このタイミングで発表するあたり、世間一般の感覚からずれた人だと感じます。

 

次の首相になる人?全くイメージできません。これは、安倍氏が次となる人を潰してきたからだと思います。自民党の衆議院議員の村上誠一郎氏が安倍氏は「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した。国賊だ」と言って国葬を欠席しましたが、全うだと思いました。