こんにちは、千葉県市川市の社会保険労務士 渡辺 巖(いわお)です。
3年位前に上映された「なぜ君は総理大臣になれないのか」。一度この映画を観たいと思っていました。香川県香川1区の小川淳也衆議院議員の選挙活動のドキュメント映画です。立憲民主党の枝野代表が代表を降りたときに、4人の候補者が出馬して代表選挙が行われ、現在の泉代表に決まりましたが、この4人の中に小川氏がいました。その少し前に行われた衆議院選挙の香川1区で当時の平井デジタル大臣を破っての当選。そのとき、こんな人がいるんだと初めて知った次第です。高松高校から東大法学部に進み総務省官僚から日本を変えるために出馬したパーマ屋の息子。
たまたま、松戸市民劇場でこの映画が上映されることを知り、先週の15日(土)、観てきました。小川氏本人も挨拶に来られるということで。質疑応答の時間もあり4人の方が質問をしましたが、分かり易い丁寧な回答でした。YouTubeで拝見した通りの、誠実な方でしたね。
この映画の中で一番印象に残ったのは、父親の言葉でした。どこの親だって、自分の息子が日本のために議員になって頑張りたいといえば頑張れと応援するでしょ、正しいことだし。自分もそう思う。でも実際、それが自分の息子となるとそうも言えなくなるというような。複雑な心境というのでしょうか。母親も、このまま自分の息子が埋もれてしまうのなら、自分の元に返して欲しいとも。この映画が撮影された当時の選挙では選挙区では落選し、比例復活当選。その次の選挙で前述のように平井大臣を破って選挙区で当選。
現在、世襲だらけで、無能と言われても仕方のない政治家が多い中、この国を良くするために、初心を貫いていただきたいですね。昔から言われている経済は一流(今は怪しくなっていますが)、政治は三流。私もあまり政治に期待はしていませんが、小川氏のような政治家がもっと増えて欲しいなと思いました。