寂しくなります

こんにちは、千葉県市川市の社会保険労務士 渡辺 巖(いわお)です。 

 

毎月第2土曜日に同業者の勉強会があるのですが、その会の代表の先生が9月から体調がよくないとのことでお休みされていました。先週の土曜日もお休みでしたので、気になって今週の月曜日にご自宅にお電話したところ、ご不在で。翌日、月曜日の夜に亡くなられたことを知りました。

 

6年位前に、同業者のある懇親会で隣の席にいらして。私の娘の高校の先輩でもあり、話が盛り上がり、勉強会に来ないかと誘われました。その翌年の2月に初めて勉強会に参加しました。8時40分に勝田台駅で待ち合わせて勉強会の会場に一緒に向かったのですが、この日は朝から雪。ご自宅のすぐ近くが勉強会の会場なのですが、わざわざ歩いて10分位掛かる駅で私を出迎えていただきました。雪も積もっていて、先生は長靴でしたね。雪の中をキュッキュッという靴音を立てながら会場に向かったことを思い出します。その頃、先生は70歳後半でした。

 

民間企業の人事総務の経験が長く、定年後、労働基準監督署にも週何日か勤務されていて、非常に頼りになる先生でした。監督官視点でのアドバイスをいただいたり、社労士会船橋支部の労働法関連の研修には欠かせない先生でもありました。仕事上困ったことがあったら、自分の携帯電話に電話してきていいよということで、船橋支部のたくさんの社労士に頼りにされていました。長い経験・役所目線からのアドバイスにどれだけ助けられたことか、そう感じる方がたくさんいます。労働基準監督署からの献花もありました。

 

毎月の勉強会では、準備に先生の奥様もご一緒で、非常に仲がよく。今年でご結婚55年ということをお通夜で知りました。奥様の「私と結婚してくれてありがとう 幸せにしてくれてありがとう」という言葉が心に沁みました。素晴らしい先生でした。