年賀状じまい

こんにちは、千葉県市川市の社会保険労務士 渡辺 巖(いわお)です。 本年もよろしくお願いいたします。

 

1月2日、親戚と上野で会食後、浅草寺に行きました。上野から歩きましたがそんなに遠くもなく。しかし、写真のように初詣にものすごい人。本堂にたどり着くまで結構な時間掛かりました。並んでいる時間、あまり話をしたことのなかった人とも話ができて、貴重な時間でした。

 

さて、今年の年賀状ですが、年賀状じまいの方が9名。その中のほとんどの方は、卒サラ組ですが、同業者も数名。同業者については、お客様に年賀状を送るため年賀状じまいは少ないのだと思います。卒サラ組は、もう会わない人にはもういいかなといったところでしょうか。

 

今年の年賀状は1枚85円。以前は、名刺交換をすると気軽に年賀状を出していましたが、85円となると、相手に迷惑(負担)にならないかということに気を遣ってしまいます。新たに年賀状を出したのは新規のお客様のみでした。名刺交換して年賀状を出そうかなと思った方がいなかった。あるいは、その方が年賀状じまいをしている方だとしたら・・・非常にやり取りしづらい世の中になってきました。まだ63円ならとも思います。85円に値上げした日本郵便は墓穴を掘ったように感じますね。

 

年賀状、面倒ではありますが、30年、40年と続いている方には特別な思いがあります。新入社員の頃、一緒に飲みに行った同期がこんな話をしたことを覚えています。中学生の頃、陸上部に入っていたけれど、辞めたくて仕方がなかった。でも、先生にそれが言えなくて続けていた。結局3年間続けたことになり、すごいと言われたりもしたけれど、本人はそうではなくて、ただ先生に辞めると言えなかっただけなんだと。今も新宿のバーで彼が話してくれたことを思い出すことがあります。本心からの本当の話といいましょうか。その彼も結婚して子供が生まれ、その数年後に奥様が亡くなり。数年後に再婚して今も子育て中。多分、もう会うことはないと思いますが、あの瞬間に戻れるのが年賀状ですね。

 

他にもひとり一人、思い出があります。そういう方とは切っても切り離せませんので、死ぬまで続いていくことになるのだと思います。年賀状、私はいい習慣だと思っています。(昭和の人です。)