商品券 10万円 能天気

こんにちは、千葉県市川市の社会保険労務士 渡辺 巖(いわお)です。 

 

石破首相が自民党の新人議員に、会食のお土産として10万円分の商品券を渡していたというニュースにはびっくりしましたね。議員とその家族へのねぎらいとの名目で。

 

これだけ政治とカネが問題視されている中で、こういうものを渡すという感覚が理解できません。サラリーマン経験もある方であり、その辺りの感覚は私たち庶民に近いかと思っていたのですが、自民党ではお金が飛び交っているのでしょう。10万円分の商品券となると、10万円の買い物ができるわけで(デパートでの高級品購入用?)、普通あり得ない話ですが、本人にはあり得る話なのでしょう。何が悪いのか、政治資金規正法の条文のどの部分のことを言っているのかと質問する記者に逆に質問して開き直る辺り、普通の感覚ではありません。物価高、特にお米の値段が例年の2倍以上になっていても、こういう感覚の人には分からないのだと思います。高額療養費についても、こういう感覚だからGOサインを出して後から取り消す始末。島根県の丸山知事が批判していましたが、国家的な殺人と言われても仕方ないと思います。高額医療費を上げたら、医療費が払えなくなる人もいる、そうなったら死を待つしかなくなる人のことを考えることができない、そこまで考えが至らないのが今の日本の首相のようです。

 

この国のことについても能天気なのでしょう。国民からのレッドカードも時間の問題だと思います。